従来の基本認証でのSMTP認証の廃止について
Microsoft社より、2025年9月中に従来の基本認証でのSMTP認証が廃止される旨のアナウンスがありました。
これに伴い、送信メールサーバーとして「smtp.office365.com」を指定し「基本認証」を利用したメール送信が行えなくなります。
複合機やお客様システムのアプリケーション、およびサードパーティ製のメールソフトを利用している場合は
影響を受ける可能性があります。
※ OutlookやWebメールのご利用には影響ありません。
※「先進認証(OAuth2)」を利用した送信には影響ありません。
■影響があるかを確認する方法
「SMTP AUTH クライアントのレポート」でご確認可能です。
1. Exchange 管理センター( https://admin.exchange.microsoft.com )へアクセスし、
お客様の Microsoft 365 管理者アカウント( admin@XXXXX.onmicrosoft.com ) でサインインします。
※ブラウザ「Edge」の inPrivateウィンドウ、または「Chrome」の シークレットウィンドウ をご利用ください。
・Edge の場合、右上の「…」-「新しい inPrivate ウィンドウ」から開きます。
・Chrome の場合、右上の「…(縦の3点)」-「新しい シークレット ウィンドウ」から開きます。
※ XXXXX 部分は各お客様により異なります。
2. 左側メニューの レポート > メール フロー をクリックします。
3. 右側メニューの「SMTP AUTH クライアントのレポート」をクリックします。
4. レポートが表示されます。
(下記画像をクリックするとレポート例が拡大表示されます。)

・デフォルトではレポート対象期間が過去 7 日間となっているため、プルダウンから「90 日間」を選択します。
・「認証プロトコル」列が「基本認証」となっているものは影響があります。
※本レポートは即時反映ではありません。反映されるまで12~24時間ぐらいかかります。
※SMTP認証を利用していない送信は本レポートの対象外です。(OutlookやWebメールからの送信はレポート対象外(影響無し))
■影響がある場合の今後の選択肢
以下の比較表をご確認ください。
(下記画像をクリックすると拡大表示されます。)

・Thunderbirdなど先進認証に対応しているメールソフト/アプリケーションからの送信は選択肢1をご検討ください。
・複合機やGmailなど先進認証に未対応のメールソフト/アプリケーションからの送信は選択肢2をご検討ください。